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「第2回浜ランニング」レポート

いよいよサハラマラソンまであと3週間!
「国境なきランナーズ©」オフィシャルランナー(〜09年7月まで) 井上真悟主催 サハラマラソン体験&対策イベント『第2回浜ランニング』を09年3月7日に湘南海岸にて行いました。
2回目となる今回は3週間後のサハラマラソンへ向けた実戦練習!前回同様に一日の中で必要な全ての装備を自らが背負って走らなければならないことはもちろん、今回は20kmのコース設定に沿ってレース方式で砂浜を走ります。

第2回浜ランニング第2回浜ランニング

今回の参加者は09年のサハラマラソン挑戦者が6名、過去のサハラマラソン経験者が3名、一般参加者が1名の計10人。皆、一丸となって砂浜の先のゴールを目指します。前日までは曇り/雨の予報でしたが全員の思いが通じてか当日は見事な晴天。前回の浜ランニング参加選手は実戦の約半分となる5kgの荷物を背負い走りましたが今日は全員が倍の10kg前後の荷物を背負っています。サハラの過酷さを実感するにはまずは重さから!サハラマラソン本番では荷物の中心となるのはレース期間1週間分の食糧ですが練習会では荷物の中心は8リットル前後の水となります。水1リットルは1kg。砂漠に於いて水は最後の命綱になると共に自身の体力を削り取る錘にもなります。水の重みを知ることこそが砂漠を走る抜くための第一歩となるのです。また、この練習会では国土地理院の25000分の1地形図とコンパスを頼りに決められたルートを走るのですが最短ルートを読み取る為の地図読み技術を養うことも実際のサハラマラソンで限られた体力を無駄なく使う為の重要な要素となります。砂漠ほど高い気温ではないものの砂浜に足の取られる浜辺でのランニングは普段のトレーニングの何倍も負荷が掛かり決して楽なものではありません。ひとりでは思わず音を上げてしまうこのような実戦トレーニングも仲間と共に支えあえるというのがこの練習会を行なう一番のメリットです。

第2回浜ランニング第2回浜ランニング

4時間近く砂浜を走り続けようやくゴールまであと500m!というところで幅3mほどの川が現れました。真っ直ぐ行けばゴールは目前、迂回するも自分次第です。サハラ完走を目指す気合いの入った参加者は思い切ってジャンプ!

また今練習会では私、井上が2007年に実施した【地球のカケラを世界へ届けに企画 〜東京→鹿児島1500kmジングルベルランニング〜】に於いて立ち寄った神奈川県内の児童養護施設の協力の基、10名の施設児童と共にゴール地点を設置して練習会参加者の到着を見守りました。遠方からうっすらと参加者たちが現れる度に児童は興奮して賢明な声援を贈ります。ゴール後も児童からの「砂漠レースがんばってください」という励ましをうけ、いよいよ選手たちのサハラへ向けた出発もあと僅かだという実感が沸いていったことと思います。夜は国府津の天然温泉コロナの湯で一日の疲れを癒し、3人のサハラ経験者からの多角的なアドバイスを基に装備へ向けた最終チェックを行なってゆきました。

井上真悟

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