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レース体験記:フィヨルド・チャレンジ挑戦記
1999 レイド・フィヨルド
挑戦者:片山 義規(25歳)
レース:第3回 フィヨルド・チャレンジ
時期:1999年6月

壮大な自然の中を走り、日本では味わうことのできない'白夜'を体験できるレース「フィヨルド・チャレンジ」はノルウエーのフィヨルド地帯で行われる。

レースは、全6ステージ。22km,21km,26km,39km,50km,40kmの計198Km。高低差の激しい山岳コースがほとんどで、川や足首まで埋まるドロ沼の中を走ったり、時にはロープをつたってよじ登るようなところもある。平坦なコースはほとんど無いと言ってもよかった。

コース上には1Km毎に目印のテープを木につってあるが何度か迷ってしまった。7KM毎には水やドライフルーツなどちょっとした食べ物も用意されているので私は、なにも持たずに走った。食事は、主催者から支給される材料を選手各自で調理する。朝はフランスパン、コーヒー、クッキーなど手間のかからないもの。昼はパスタかピラフでお湯に入れて出来上がるインスタントなもの。味はいろいろあったので飽きなかった。あとはサラダやフルーツの缶詰め、スープなどである。

寝泊まりはレース中、4人で1つのテントが支給されキャンプする。キャンプ地もいろいろあってトイレ、シャワー、洗濯機、売店があるところもあれば、川だけで牛ややぎが回りにうろついていてフンだらけのところもある。キャンプ地の移動はバスで数時間かけて移動し途中で観光も楽しめた。

6月の上旬だったこともあり天気のいい日はTシャツで十分だが夜や雨の日は日本の冬と変わらないくらい寒い。

この大会の魅力は、日本の大会ではお目にかかれない風景であろう。雪がまだ残っている湖のあるステージでは湖面に雪が写って自然のコントラストが事の他美しかった。さらに山頂がゴールの時は天気もよく、フィヨルド、険しい峰、そして山々などの壮大な景色も幻想的だった。レースが終わると釣りをするランナー、スタッフもいて釣った魚は焼いて皆で食べるなど、競技の原点である「楽しむ」ことのできるレースであった。      

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